新日本プロレス 旗揚げ記念日の激闘
3月6日(水)、新日本プロレスの旗揚げ記念日の大会がありました。
印象に残った部分の速報です。
永田裕志の元気なプロレス
3月8日「NEW JAPAN CUP」1回戦で対戦予定の永田選手と石井選手が、タッグマッチで対戦しました。
目についたのは永田選手の元気なプロレス。50歳を超えているにもかかわらず、トップ戦線で活躍する石井選手相手に1歩も譲らない攻防で、会場を沸かせていました。
全盛期に比べると動きに陰りは見えるものの、エルボーやキックの破壊力は健在。石井選手相手に打ち負けていませんでした。
試合後のコメントでは、以前から公言している「50代でIWGPヘビー級のベルトを巻く」ことに改めて言及。気合が漲っていました。
3.8はトーナメントの1回戦ですが、お互い後のことは考えず、決勝戦のようなぶつかり合いが期待できます。
ライガーの敗北
IWGPジュニアヘビー級選手権は、試合ぶりが充実している石森選手が勝ち、獣神サンダーライガー選手は惜しくも敗北しました。残念です。
でも、今の石森選手からはのびのびとプロレスを楽しんでいる様子が伝わってきて、日に日にファンの信頼も勝ち得ているように見えます。
結果としては順当かもしれません。
それでも試合の中では、
「掌底」でふっとばし
「ライガーボム」で叩き付け
「垂直落下式ブレーンバスター」で突き刺す
という、ライガー選手の繰り出す、楽しみにしていた技が見れたので良かったです。
そして「空中胴締め落とし」まで駆使して、勝ちに行く姿勢を貫いてくれました。
少し心配なのは、バックステージのコメントで実力差をかみしめるような発言の後に「近いうちにいろいろ語らせてもらいます」と話していたこと。
まさか、引退なのかなぁ・・・
ウィル・オスプレイ VS ジェイ・ホワイト
メインイベントは外国人対決。
新日本プロレスの旗揚げ記念日のメインイベントに、日本人レスラーの名前がないのは少し寂しいなぁ、と感じながらの観戦。
オスプレイ選手は「NEVER無差別級チャンピオン」
ジェイ選手は「IWGPヘビー級チャンピオン」
ベルトはかかっていませんが、チャンピオン同士のスペシャルマッチ。2人の攻防が噛み合うかどうか、会場を沸かすことができるか、注目していましたが、結果的にはそれぞれの特徴を引き出しあった、良いメインイベントだったと思います。
最後はブレードランナーでジェイ選手の勝利。
チャンピオンベルトの序列的には「IWGPヘビー級」の方が上なので、面目躍如といったところでしょうか。
そして試合を通じて、ジェイ選手の懐の深さが本物になってきたな、という印象が強くあります。
返し技の鋭さは以前から光るものがありましたが、
試合のチェンジオブペース
勝負処でのペースの握り方
必殺技のブレードランナーも「そんな流れで繰り出すの」と対戦相手も、見ている観客も驚かされるようなバリエーションを披露してくれています。
もしかしたら、意外と長期政権になるかも・・・。
「NEW JAPAN CUP」の覇者となり、
MSG(マディソンスクウェアガーデン)でジェイ選手と対戦するのは誰になるのか。
更に楽しみになってきました。