プロレスのミドコロ

プロレス大好きな管理者が、プロレスのミドコロを丁寧に解説

金本浩二の復活と、ライガーとの物語

金本浩二選手が逮捕後、初の試合を行いました。

プロレスラーは試合してナンボ。
個人的な問題で、廃業に追い込まれる必要なないはず。

そう思っていたので、復帰は嬉しいです。

仲間に支えられて

関西を中心とするプロレスイベント「武骨」のリングが、
金本選手の復帰の場所となりました。

「武骨」には、
「イス大王」と恐れられた「栗栖正伸選手」が開設していた、
栗栖正伸トレーニングジム」で練習を積んでいた選手が関わっており、
金本選手も同トレーニングジムの出身です。

今回、後輩の選手から
「何があっても出場してください」と声を掛けられ続けていたそう。

復帰の場所を改めて選ばなければならない状況だったら、
こんなに早い復帰はなかったかもしれない。
試合後には、リング上で後輩から
「パイセン、不倫してたんですか?」と問いかけられる一幕も。
こうゆう時にネタにしてもらえる温かさ、大切ですよね。

プロレスラーはプロレスで評価されるべき

事件の詳細については、後日、金本選手自身のチャンネルで説明するそうです。
Yahooのトップニュースになってしまうくらいだから、
社会的な影響が全くないかといえば、そうではないのでしょう。
でも、そこまでしなければならなくなってしまった時代に、
違和感を覚えるのは私だけでしょうか!?


金本選手は試合後にリング上からコメントします。

この度はご心配をおかけして、誠に申し訳ありませんでした。今年の11月から30周年に入ります。その前にとんでもないことを起こしてしまいましたが、1からやり直します。大好きなプロレスしか己を見せるところがないんです。頑張りますので、これからもよろしくお願いします。

個人的には、このコメントだけで十分。
年齢的にはトップ戦線での活躍は難しいでしょうが、
叩き潰すファイトと関節技を融合させた金本選手のプロレス経験値を、
後輩に伝えてゆく機会は、まだまだ必要とされるはずです。

ライガー選手との対戦へ

そして嬉しい目標を口にしてくれました。
ライガー選手の引退宣言に触れ、

ビックリした。まさかこのタイミングで…。あの人がいなかったら、俺はここまでなれなかった。だから、自分が変なことをして、本当に申し訳ないと思いました。僕に言う資格はないけど、引退までに“ライガー、やろうぜ”と声を出していきたい。

とコメントしてくれました。

・東京ドームでブラックライガーが金本選手を瞬殺。
ライガー超えを果たし、金本選手がIWGPジュニアを巻き、「BEST OF THE SUPER Jr」 を制覇するようになる過程。
・2人がタッグを組んでプロレスリングノアに侵攻し、若いノアジュニア勢の分厚い壁となったこと

歴史を知っているファンからすれば、
ライガー選手の引退前に2人と対戦が実現すれば、
こんなに嬉しいことはないでしょう。

きっとライガー選手の耳にも、このコメントは届くはず。
2人の歴史の最終章に、最後の対戦が刻まれるよう、
金本選手、がんばれ!!